サイト構造(設計)がSEO対策には重要-SEO対策講座(その3)
みなさん、こんにちは。イーエックスの渡瀬でございます。さてさて久しぶりにブログを書きます。
SEO対策について書きたいと思いますが、今までSEO対策とはなにか?また、その中でキーワードリサーチが重要だよってことを以前のブログではお伝えして来ました。
そして、今回はサイトの構成について書きたいと思います。
サイト構造とはなにか?
それでは、サイト構造とはなんでしょう?
言葉で表現するならばあなたのホームページがどんなコンテンツで構成されて、それがどのようなリンクでつながっているかがサイト構成です。
すなわちサイトマップですね!絵に書くとこんなようなもの!
このサイト構成がどのようなものになっているかがSEO対策上、かなり重要なのです。
検索順位はサイトテーマで決まる
では、どのようなサイトを構造・サイト構成にするのかを考える前に、あなたのホームページのサイトテーマは一体全体なんなのか?これを明確にする必要があります。なぜならGoogleは、このホームページは一体何の情報を発信しているホームページなのかをしっかりと見ているからです。
例えば、この株式会社イーエックスのサイトのタイトル(サイトテーマ)が、渡瀬吉朗の徒然日記だったとしたらどうでしょう?
その場合、そこで発信するコンテンツがその日のランチの話だったり、子育ての話だったり、趣味の登山の話だったり、たまにビジネスネタのSEO対策の話だったりするのかもしれません。すると、Googleは「このホームページはいったいなにをいいたいのだろう?」ってなります。結果、どんなキーワードでも上位表示されることはありません。
ズバリ、サイトテーマの統一性が重要なのです。
今ご覧いただいている弊社のこのウェブサイト(ドメイン)では「中小企業のネット戦略」をサイトテーマに設定して、そのサイトテーマに関連した情報・コンテンツを発信しています。
あなたもホームページを開設するのであれば、そのホームページのサイトテーマを明確にする必要があります。
カテゴリーやグローバルメニューの考え方
ホームページでいうとグローバルナビゲーション、ローカルナビゲーションなどのメニューをどのように設計するのか?また、ブログでいうとブログのカテゴリーをどのように設計するかが、ズバリ、サイト構成でありSEO対策ではとても重要な施策となります。
それでは、どのようなメニュー構成・カテゴリー構造にするのがいいのか?
階層は深くしすぎない
まず、重要な要素の一つはサイトの構造を深くしないことです。
具体的にどういうことかというと、
深すぎるサイト構造の例
TOP > 商品一覧 > 商品カテゴリーA > 商品A > 導入事例一覧 > A社
この中で商品カテゴリーAの商品Aの導入事例の中のA社の事例は6階層目にあるということになります。こんな深い階層にページが有ってもユーザーがたどり着くのも大変ですし、Googleのクローラーもなかなかたどり着いてくれません。
さらに言えばユーザーにとっても使いにくいサイトになってしまっています。このようなサイトはSEO対策上最良とは言えないサイト構成と言えます。
できるだけ階層は2階層までを目標に!深くても3階層まででサイトを構成するのがベターだと思います。
サイトテーマに沿った下位のカテゴリー構成にする
ウェブサイトは基本、大きな一つのサイトテーマでまとめられていて、各カテゴリーはそのサイトテーマーを具体的にした共通テーマのカテゴリーで構成されている必要があります。
めちゃめちゃベタで「浜松のうまいラーメン店」というテーマのブログを運用するしませんか!そしたらその下の階層は、エリアの切り口で「浜松市中区のラーメン店」「浜松市西区のラーメン店」「浜松市東区のラーメン店」…みたいなカテゴリーで構成され、そのぞれの地域のラーメン店を紹介したり、あるいは豚骨ラーメン、醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンみたいにスープの味と言う切り口でカテゴリーを作ってそれぞれのラーメン店を紹介するのが素敵ですよね!
なのにカテゴリーの中の南区のそば屋とか東京都のラーメン店みたいないカテゴリーがあったらなんじゃらほいって思いますよね!
カテゴリーに沿ったコンテンツ(ページ)を追加する
これは上位のサイトテーマに沿った下位のカテゴリー構造にすると全く同じ考え方ですが、カテゴリーを作ったらそのカテゴリー内にあるコンテンツには統一性が求められるということです。
先程の「浜松のうまいラーメン店」というブログで「浜松市中区のラーメン店」というカテゴリーを作ったら当たり前ですが、浜松市中区にあるラーメン店のコンテンツを追加しなければなりません。極めてシンプルで当たり前のことですね!
このようにエリアでカテゴリーを切った場合は案外簡単に統一性を持たせることが出来ますが、カテゴリーが抽象的な場合にトンチンカンなコンテンツが入り込んでしまう場合がよくありますのでご注意下さいね!
構成はMECEで
では、サイトの構成、構造はどのように作ればいいのでしょうか?
注意しなければいけない重要なポイントはMECEになっているかどうかです。
MECEとはコンサルティング業界では非常にメジャーな考え方でMutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略です。
Mutually Exclusive⇒お互いに重複していない
Collectively Exhaustive⇒全体的に漏れがない
つまりMECEとは全体的に漏れがなく、しかもお互いに重複していない状態のことを言います。
サイトの構成を考えるときにもこのMECEになっていることがSEO対策上極めて重要です。
先程のブログの例で浜松を「天竜・二俣地区のラーメン店」「遠鉄沿線のラーメン店」「中心部のラーメン店」「駅南地区のラーメン店」「高台地区のラーメン店」「浜名湖周辺のラーメン店」というカテゴリーで分けたとします。この場合、浜松全体を網羅していませんし、一部にダブっているところもあります。
また「中心部のラーメン店」「山間部のラーメン店」「北部のラーメン店」「南部のラーメン店」「沿岸部のラーメン店」というカテゴリーで分けた場合も、たしかに浜松市全体は網羅しているかもしれませんが、ダブっている地域も多く見られます。
やはり、「中区のラーメン店」「東区のラーメン店」「西区のラーメン店」「南区のラーメン店」「北区のラーメン店」「浜北区のラーメン店」「天竜区のラーメン店」という行政の区割りでカテゴリーを分けると全体を網羅し、しかもダブりのない状態、MECEになっています。
サイト構成を考える場合は、このMECEになっているかを意識しながら進めるとより良い構造が出来上がります。
まとめ
SEO対策を実行し、然るべきキーワードで上位に表示させるためには明確なサイトテーマとサイトテーマに基づいたサイト構造が極めて重要です。
キーワードの選び方を知りたい方!
そのための構造の作り方、考え方をご説明いたしました。
先程の「浜松のうまいラーメン店」というブログで言えば以下の用な構造がいいかと思います。
ぜひ、SEO対策に効果的なサイト構造を構築して、アクセスアップにお役立て下さい!
投稿者プロフィール
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戦略的Webサイト制作会社
株式会社イーエックス 代表取締役
広告関連企業にてトップセールス&トップマネージャーを経験後、経営コンサルティングファームに転職。
コンサルティングファームで企業の繁栄を考え続けたらWebマーケティングの世界にたどり着きました。
その後、株式会社イーエックスを設立し日本の経済を支える中小企業の皆さんが既得権や大企業と戦うためのWebマーケティング戦略の策定や戦略的SEO対策を提供しています。
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